2005年05月11日

悪質投稿:「エサがいっぱい、バス放す」 シナイモツゴの池標的−−鹿島台町/宮城

 ◇2ちゃん系サイトに悪質投稿−−希少種シナイモツゴの池、標的
 希少淡水魚「シナイモツゴ」が生息する鹿島台町のため池に、ブラックバスの放流をほのめかす心ない内容の記述が、インターネットの掲示板に見つかった。バス駆除を掲げる地元の保護団体「シナイモツゴ郷の会」は池の見回りなど警戒態勢を取っている。

 2ちゃんねる系のウェブサイト「復活 宮城のバス釣り」に書き込みがあるのを、同会副理事長で水産学博士の高橋清孝さん(53)が見つけた。
 先月中旬から今月初旬にかけて「鹿島台のため池はバスのエサがいっぱい。それも食い尽くされるだろう」「連休明けにはバスがため池に入っているだろう」などと計5回書き込まれた。高橋さんは「今のところ異常はないようだが、いずれ『池干し』をしてきちんと確かめたい」と話す。
 同町最大級の桂沢ため池では12年前、絶滅したとされていたシナイモツゴが再発見され、町の天然記念物に指定。近年は、同会が生息池の拡大を目指し、バス駆除をしている。バスの放流や輸送を規制する「特定外来生物被害防止法」が来月1日に施行されるため、書き込みの背景にはこういう動きへの反発があるようだ。【小原博人】5月11日朝刊(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-毎日新聞-

Posted by jun at 2005年05月11日 19:14 in ブラックバス問題

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