2005年04月16日

ニジマス:元気に泳げ! 700匹を宮川に放流−−高山 /岐阜

 春の高山祭開幕を2日後に控えた12日、高山市の「宮川の鯉(こい)を守る会」(中沢一弘会長)は宮川漁協高山支部、高山市教委と合同で市内を流れる宮川にニジマス約700匹を放流した。コイの泳ぐ宮川は飛騨の小京都・高山の象徴だが、コイヘルペスの影響で約40年続いたコイの放流を自粛した昨年春に続いて、今年もニジマスが高山祭のプレ行事の代役を務めることになった。

 放流されたニジマスは体長20-25センチ。うち黄色味を帯びた美しいニジマスが約300匹。観光名所の赤い中橋で午前10時過ぎ、守る会の会員らが橋の上からニジマスを入れたバケツを河原へ下ろし、河原で待ち構えていた会員が次々と川へ放流した。中沢会長は「コイの泳ぐ宮川は高山の観光資源でもあり、1日も早く(コイヘルペスの)終息宣言が出るといいのだが」と話していた。
 宮川にコイが泳ぐようになったのは、1964年に市内の子ども会が「川を美しくしよう」と放流したのが始まり。その後、「守る会」が毎年、春と秋の高山祭前に放流して来た。【奈良正臣】

4月13日朝刊
(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-岐阜-毎日新聞

Posted by DODGE at 2005年04月16日 00:29 in KHV関連, 魚&水棲生物

mark-aa.jpg