2005年04月14日

河口湖漁協不明りょう取引:出直し役員選、員外からの立候補は町長1人/山梨

 ◇立候補の届け出締め切る\n 全理事16人の解職請求(リコール)が成立した富士河口湖町の河口湖漁協は12日、出直し役員選挙の立候補届け出を締め切った。同町議会などは正常化へ、組合員以外の理事選出を目指したが、組合員も兼ねる一部町議の動きが鈍く、員外理事の立候補者は小佐野常夫町長1人にとどまった。理事、監事とも定員を上回り20日に投開票される。

 立候補者は理事18人(定員16)、監事3人(同2人)。理事立候補者18人のうち、4人は前任者だが、梶原亥之雄前組合長ら幹部5人は立候補しなかった。監事立候補者3人はすべて新人。
 小佐野町長は立候補の理由として、オオクチバス(ブラックバスの1種)が「特定外来生物」のリストに指定された環境省の特定外来生物被害防止法の施行が迫る中、バスの放流許可などの特例措置を目指すため、早急に同漁協の正常化が必要▽今後のスムーズな運営のため、選挙によらない員外理事の登用や組合長の代行を担う参事の任用――などを挙げ、「同漁協が危急存亡の状態にある」と漁協内部の早期改善を訴えた。
 同町議会は、員外理事の登用に向け、組合員でもある町議11人が立候補者擁立を図るはずだった。組合員で町議の1人は「10月の議員選挙を前に組合員ともめたくないと立候補者擁立に動かなかった議員もいる」と憤っていた。【吉見裕都】4月13日朝刊(毎日新聞)

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Posted by jun at 2005年04月14日 09:40 in 内水面行政関連

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