小田原署は7日、小田原市早川の小田原漁港の立ち入り禁止区域で釣りをしていた秦野市の大工(32)ら県内の男性24人を軽犯罪法違反(禁止区域立ち入り)容疑で横浜地検小田原支部に書類送検した。
調べでは、24人は今年1月、県が危険な場所などとして立ち入りを禁止している区域に入った疑い。釣りに来たのはいずれも夜間。24人は小田原市とその周辺市町の釣り人が中心だが、中には横浜市や川崎市から来たり、高さ約4メートルの防波堤を乗り越えるため脚立を持って来た者もいた。
同漁港を管理する県西部漁港事務所は「すぐ先に刺し網が仕掛けてあり、漁業者から苦情も寄せられていた」と話している。【大西康裕】4月8日朝刊(毎日新聞)