梶原亥之雄前組合長らの辞職問題で理事会が分裂するなど混乱が続いている河口湖漁協に対し、水産業協同組合法に基づき立ち入り検査を行っていた県は9日、法令違反などで改善を求める31項目の検査結果をまとめた山本栄彦知事名の「検査書」と、11項目の指導事項を理事らに手渡した。
県は、漁協に対し、23日までに運営改善方針の回答を求めた。
同組合理事によると、検査書で指摘されたのは、ブラックバスの不正購入▽交際費の不正処理――などの疑い。県は「回答が不備だったら、必要措置命令などの対応にならざるを得ない」と話している。【吉見裕都】3月10日朝刊(毎日新聞)