2005年01月27日

オオクチバス指定にアングラーから抗議文を/釣りビジョン

 すでにTOP NEWSでもお伝えしているが、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(一般に「特定外来生物被害防止法」、「特定外来生物法」などと称される)に基づく第一次の規制対象としてオオクチバスの指定が濃厚となっている。環境省の専門家会合では、生態系への被害を指摘しつつも指定に反対する釣り人や釣り業界に配慮して指定を先送りする方針となっていた。ところが、21日に小池百合子環境大臣が閣議後の会見で「バスは法律の目玉であり、まず指定することが望ましい」と発言したことにより、先送りの方針が一転した。この法律は釣りそのものを規制するものではないが、指定されればバスは「国の御墨つきの害魚」となり、各地でキャッチ&リリースやバスフィッシング禁止などの動きを助長する可能性が高い。この事態を受け、当サイトでもお馴染みの本山博之さんらが指定を回避するための抗議文を小泉純一郎総理大臣、小池百合子環境大臣、環境省政策評価対策室に送るよう呼びかけている。釣りの専門チャンネル“釣りビジョン”の公式サイトでは本山さんのコメントのほか抗議例文を掲載。また、この法律の特集コーナーを設置し、多くの関係者のコメントをアップしている。環境省の指定リストは31日に発表されるため、28日午前中までにどれだけ多くの意見がアングラーたちから送られるかが今後の行方を左右することになりそうだ。

+釣りビジョン
+釣りビジョン・特定外来生物法コーナー

Posted by jun at 2005年01月27日 11:35 in ブラックバス問題

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