◇県議会特別委、22日採決へ
大戸川ダム(大津市)の凍結を求める知事意見案を審議中の県議会は19日、琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会を開いた。民主・県民ネットワーク▽対話の会・びわこねっと▽共産――3会派が賛成方針を確認し合って採決に臨んだのに対し、自民・湖翔クラブは、周辺整備事業継続の可能性などを嘉田由紀子知事に問いただし“徹底抗戦”した。【服部正法、近藤希実】
◇長時間審議、世古委員長が救急搬送
長時間審議の末、世古正委員長が体調不良を訴え救急車で搬送され、採決しないまま閉会した。22日に再開し、採決する予定。
意見案に賛成確実とみられていた民主、対話の会の2会派に続き、共産も19日午前、賛意を伝えた。3会派で過半数となるため、特別委、本会議とも可決の見通しとなった。
特別委で嘉田知事は「ダム建設に伴う環境への影響は払しょくされない。ダム整備の判断は未来世代にゆだねる。県の直接負担が少ないからといって、必要性が説明できない公共事業に税金を投下することは、納税者に説明できない」と述べた。一方、自民側は「ダム凍結になった場合、下流の京都、大阪両府から(周辺整備事業の)県道工事などの負担金を得られるのか」などと知事に質問した。
午前に始まった審議は断続的に夕方まで続き、午後6時半ごろ、世古委員長が救急車で運ばれた。このため、各派代表が協議、今議会最終日の22日午前に再度、特別委を開くことで合意し、閉会した。12月20日朝刊