国天然記念物の淡水魚アユモドキの保護に取り組む関係者が集まる「保津地域アユモドキ連絡協議会」が1日、京都府亀岡市古世町の市文化資料館で開かれた。NPO法人(特定非営利活動法人)メンバーや地元農家、市・府職員ら28人が参加し、危機的な状況にあるアユモドキをどう守るかを話し合った。
岩田明久京都大准教授がアユモドキの生息調査の結果を報告。生息域に侵入したブラックバスに捕食され、アユモドキを含む在来種全体の稚魚が激減したことを紹介した。
その上で岩田准教授は、▽現在の場所とは別に、産卵・生息場所を保津川水系の支流や用水路などで確保する▽アユモドキへの影響が懸念される保津川の改修工事など、開発事業との調整を進める−などを提案した。
市は、連絡協議会を保全協議会として発展させ、環境省の事業を活用して保護事業に取り組むことを提案し、一層の連携強化を呼び掛けた。