2008年12月03日

大戸川下流の治水対策案示す 県特別委 ダムより改修を先行

 大戸川ダム(大津市)建設の中止を求める知事意見をまとめる方針の滋賀県は1日、大戸川下流の治水対策案を示した。下流の大津市域で今後20年間に約37億円かけて川幅の拡幅や底ざらいを行い、現在は5年に1度の洪水に対する治水能力を、10年に1度に引き上げる。

 同日の県議会琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会で、県は、大津市内の河川改修をダム建設より先行することについて「下流の天ケ瀬ダム(宇治市)の設計は大戸川の改修も織り込み済み」と指摘。改修で増えた水量を天ケ瀬ダムで受け止めることは「不可能ではない」と説明した。
 今後、天ケ瀬ダムの設計の内容を詳しく検証し、下流の京都、大阪両府と調整する、としている。
 県の対策案では、大津市田上の石居橋付近など計約1・2キロの川幅拡幅をはじめ、河床の底ざらい、2つの橋の付け替えを行う。来年度中にまとめる県の河川整備計画に盛り込む方針。
 嘉田知事は、同ダム中止などを求めた京都など4府県知事の合意について「大戸川の治水に対する要望に知事としてしっかり応え、ローカル治水を主張した」と述べ、上下流で対立しがちな治水面で合意できた意義を強調した。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2008年12月03日 10:06 in 内水面行政関連

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