世界で毎年捕られる魚の3分の1超は、魚の養殖や家畜の餌に使われ、直接、人間の口には入らないとの試算が、カナダ・ブリティッシュコロンビア大などの研究グループのまとめで8日、明らかになった。
漁業資源の減少が報告される中、動物の餌に使われる魚の量は増加傾向にあり、海の生態系への影響も懸念される。グループは「発展途上国での食料危機も深刻化している。魚を大量に餌に利用する手法は見直すべきだ」としており、世界有数の養殖大国の日本にとっても耳の痛い指摘だ。
グループは、種類ごとの魚の漁獲量や、養殖業の生産高などから毎年、世界で魚が人間に直接消費される量と、餌や魚油などの原料に使われる量を推定した。
その結果、世界の漁獲量の37%に当たる3150万トンの魚が、餌などに使われたことが判明。うち46%が魚の養殖用の餌、24%が養豚業向け、22%が養鶏業向けの餌だった。
この量は1975(昭和50)年以降、増加傾向にあり、対象の魚種も増加している。
Posted by jun at 2008年12月10日 14:25 in 魚&水棲生物, 自然環境関連