ふじみ野市立親水公園(下福岡)の貯水池に、テナガエビが生息していることが県生態系保護協会ふじみ野支部(野沢裕司支部長)の生態調査で初めて確認された。テナガエビは、県のレッドデータブックに記載された地帯別絶滅危惧(きぐ)種の一つ。
テナガエビは緑がかった濃い褐色の甲殻類で、脚が体長(7〜8センチ)と同じぐらいに長いのが特徴。貯水池は市がビオトープ(動植物の生息空間)として整備した。水質浄化の効果があるアサザやオモダカなど9種類の水草を植えたプラスチック製の鉢が水深約30センチに設置されている。同支部副支部長、佐藤茂男さん(60)が鉢の周りの水を網ですくい上げたところ、3〜8センチのテナガエビ4匹がメダカと一緒に入っていた。
県生態系保護協会によると、「テナガエビは、かつてはどこの沼や池にもいた。しかし、最近はため池が開発されたり、ブラックバスなど大型魚に食べられてしまい絶滅の恐れがあるため、今年度から県のレッドデータブックに追加された。大切に保護したい」と話している。【藤川敏久】8月19日朝刊