2008年07月16日

オオサンショウウオ安堵 ツボカビ菌陽性騒動終結

 平成16年秋の台風災害で被災した出石(いずし)川(兵庫県豊岡市)で大量に保護された国の特別天然記念物オオサンショウウオの一部から、カエル・ツボカビ菌の陽性反応(感染)が確認された問題で、県豊岡土木事務所は(同市)は「放流に問題はない」として、15日、川に放流した。昨年11月に陽性反応が判明して以来、ようやく国内のオオサンショウウオに“安全宣言”が出たことになる。

 同事務所は出石川の災害復旧工事に伴い、17年夏からこれまでに約400匹のオオサンショウウオを発見、同市内のニジマス養殖池に保護した。

 工事の完成状況に応じて昨年11月から順次、保護したオオサンショウウオを元の場所に返す計画だったが、事前検査で両生類が感染・発症すると大量死につながるカエル・ツボカビ菌の陽性反応が確認された。

 当時はカエル・ツボカビ菌とオオサンショウウオの関連についての調査研究が始まったばかりで、関係者から「放流によって、他の生物に影響が出ないのか」という指摘もあり、今年5月までに陽性反応があった個体を除く335匹を同川に放流した。

 その後、病理専門家らの調査で、菌の遺伝子は在来のオオサンショウウオが持っている菌と同じで、大量死につながる外来菌の遺伝子とは違うタイプとわかり、「放流には問題ない」との回答を得たという。

 今回は事実上の最終放流で、サンプル用に研究機関に送った6匹と、体調不調の1匹を除く36匹を放流した。

+Yahoo!ニュース-社会-産経新聞

Posted by jun at 2008年07月16日 12:48 in 魚&水棲生物

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