2008年07月16日

嘉田知事の慎重姿勢を批判 大戸川ダム建設推進派議員ら

 滋賀県議会の琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会が14日開かれ、大戸川ダム(大津市)計画をめぐり、建設に慎重な姿勢の嘉田由紀子知事に対して、推進の立場をとる議員から見解をただす声が相次いだ。また、県は大戸川流域で洪水をとどめるダム代替案に、およそ97億円かかるとの試算を示した。

 最大会派の自民党・湖翔クラブの議員から、「知事はこれまで、ダム以外の対策は困難との前提で、(流水型の)環境に配慮したダム形式を国に提案すると言っていた」「国が建設方針を示した後で、今さら代替案を検討するのはおかしい」などと、知事の姿勢が一貫していないと疑問視する声が上がった。
 これに対して嘉田知事は「昨年8月に(河川整備計画の)原案が示されてからの淀川水系流域委員会の議論や世論はしっかり踏まえるべき」と述べた。
 そのうえで、ダムが想定する治水基準を超える洪水に対する堤防強化や環境に対する影響評価について、国に説明を求めていく姿勢を強調した。
 大戸川流域のダム代替案で、嘉田知事は家屋のかさ上げや流域一帯を囲む約7キロの堤防整備に必要な費用を97億円と試算を出したうえで「ダムは利水がなくなったのに約1000億円にコストが上がった」と指摘した。一方、議員からは「下流も含めた治水対策のダムと比較するのはおかしい」と批判が挙がった。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2008年07月16日 12:50 in 内水面行政関連

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