滋賀県議会の琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会は20日、国交省近畿地方整備局が示している淀川水系河川整備計画の原案について、県内の市町長から意見を聞いた。原案に建設やダム型式の調査検討が盛り込まれた大戸川ダム(大津市)や丹生ダム(余呉町)について各首長は早期建設を求め、県が国に提出する意見にダムの必要性を明記するよう求めた。
委員会には13の市町から首長や副市長が参考人として出席した。大津市の目片信市長は「大戸川ダムは40年以上前から何一つ進ちょくしていない。1日も早く事業決定をしてもらいたい」と述べた。余呉町の二矢秀雄町長は「(建設予定地の人は)泣く泣く離村した。国が撤退するのではと、大変な危機感がある」と早期の事業化を求めた。
ダム建設予定地以外の首長からも治水の面から必要性が強調されたほか、河川改修の促進を求める声もあった。
国が原案を基に近く策定する計画案では、知事に意見が求められる。ダムは「最後の手段」として建設に慎重姿勢を見せる嘉田由紀子知事の対応や、提出する意見を議決する県議会の動向が注目される。