ヨシと環境フォーラムが16日、滋賀県安土町桑実寺の文芸セミナリヨで開かれ、紙芝居の上演や国土交通省の諮問機関、淀川水系流域委の宮本博司委員長の講演を通じ、琵琶湖やその流域の役割や再生について考えた。
西の湖から琵琶湖、淀川へとつながる水域について議論し、理解を深めようと近江八幡市と安土町の住民でつくる「西の湖保全自治連絡協議会」が毎年開いている。会場には約140人が集まった。
湖の自然の大切さを伝える紙芝居「ヨシの湖」が上演され、嘉田由紀子知事が講演した。その後、宮本委員長が「琵琶湖淀川水系再生は流域住民の実感で」と題して基調講演。国土交通省で勤務していた経験を交えながら「水を使うことが琵琶湖の生物に影響をもたらすことを実感している人が少ない」、「堤防を高くし続けていることで、天井川に囲まれた地域はかえって危険にさらされている」などと問題点を指摘し「琵琶湖やその水系も周辺の内湖や田などとの連続性があるなかで存在していた。土地利用を見直し、この状態を復活させるのが大きな目的だ」と訴えた。