2007年12月10日

琵琶湖で異常繁茂の水草 県が刈り取り事業4割削減へ

 琵琶湖の南湖を中心に異常繁茂が問題となっている水草について、滋賀県は来年度から、漁協などの要請で行う刈り取りなどの事業費を、本年度比で約4割削減する。刈り取り量も大幅減となることは避けられず、県は「財政難の中、支障の大きいところを重点的に刈ることで理解を得たい」としている。

 来年度から3カ年の財政構造改革プログラム策定に伴う事業見直しで、県は刈り取りやイベント運営に関する淡海環境保全財団への委託料を、本年度(7700万円)に対し2800万円削減することを盛り込んだ。
 水草の異常繁茂は、船舶の運航の支障になっているほか、生態系への影響などが懸念される湖底の低酸素化の一因とも指摘されている。県は漁協や市町から要請を受け、所有する2隻の刈り取り船を運航し、年平均で3000トン前後を刈っている。
 県漁連の永松正昭専務理事は「水草は南湖全域に広がる。もともと漁場が少ない南湖で、漁船の航路確保がさらに困難になれば、漁業者には深刻だ」と懸念している。
 事業費削減に合わせ、嘉田由紀子知事が発案した水草刈り体験イベント「びわ湖・藻刈りまっか大会」も中止する方針。同大会は、竹ざおを使うなど昭和30年代ごろまで行われていた作業風景を体験するイベントで、これまで2回開かれた。県自然環境保全課は「刈り取りそのものを縮小するなかで、中止することにした」としている。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2007年12月10日 13:07 in 内水面行政関連

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