8日午前8時20分ごろ、山口市黒川の椹野川にかかる石津橋近くで、電線から垂れ下がった釣り糸の針に野鳥が引っかかり死んでいるのを日本野鳥の会県支部幹事、岩井清陸さん(68)=同市平井=が発見した。
岩井さんによると、野鳥は体長約30センチの成鳥のカイツブリ。飛んでいて、透明の釣り糸に気づかず針にかかったらしい。電線は川面から約30メートル上空を通り、糸は1、2メートル。針の部分はルアー仕掛けらしい。
県立きらら浜自然観察公園(山口市)の川元武園長によると、カイツブリは県の「レッドデータブックやまぐち」で準絶滅危惧種に指定。個体数が減り、生息条件が悪化しているという。
岩井さんは週明けに電力会社に処理を依頼するが「海でも川でも釣り糸による野鳥被害は後を絶たない。マナーを守ってほしい」と話している。【長谷川隆】
〔山口版〕 12月9日朝刊