2007年11月29日

特定外来生物アライグマ 県内ほぼ全域を席巻(和歌山)

 特定外来生物に指定されているアライグマの生息分布が県内のほぼ全域に及んでいることが、環境省自然環境局生物多様性センター(山梨県)が作った2006年度アライグマ全国分布図で分かった。県内でアライグマが有害獣として捕獲される数は年々増えており、06年度は01年度と比べ40倍になっている。同センターは「申請すれば誰でも使える図なので、被害を減らすのに役立ててほしい」と話している。

 分布調査は、全国の1196市町村にアンケートを取り、これを基に全国分布図を作成した。和歌山県では30市町村のうち、美浜町、那智勝浦町、太地町、北山村を除く市町村でアライグマが生息していることを示す色が塗られている。アンケート後のデータは加味されていないため、細かな修正を行い、今後、最終版を完成させるという。
 「いない」と回答した4町村に紀伊民報が取材したところ、太地町と北山村は「いまのところ、捕獲も目撃例もない」と答えたが、美浜町と那智勝浦町では捕獲例があり、実際は県内28市町にアライグマが生息していることが確認された。
 美浜町によると、数年前からアライグマが生息しているうわさはあったが、不確かだった。06年6月に初めて捕獲され、07年3月までに8匹を捕まえている。07年度も11月21日までに19匹捕獲しており、範囲も町全域に広がったという。
 那智勝浦町では色川で06年10月に犬が追い掛け捕まえたのが初めて。その後も目撃例が町に寄せられており、捕獲おり1基を購入して被害対策を進めている。
 県によると、アライグマの有害獣捕獲は01年度に17匹だったが、02年度は122匹に急増。03年度297匹、04年度530匹、05年度603匹と増え続け、06年度には689匹(うち田辺市175匹)になった。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2007年11月29日 12:31 in 自然環境関連

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