2007年11月28日

野生イモリにツボカビ 感染経路は不明

 国頭村と大宜味村に生息する南西諸島の在来種である野生のシリケンイモリ2匹が、カエルツボカビに感染している可能性が高いことが明らかになった。環境省が6月から全国で行っているカエルツボカビ感染調査について、同省那覇自然環境事務所が27日に県庁で現状報告した。調査によるとシリケンイモリ2匹からカエルツボカビ菌が持っているDNAの断片と同じものが検出され、野外にカエルツボカビがいる可能性が非常に高いことが分かった。

 国頭村と大宜味村に生息する南西諸島の在来種である野生のシリケンイモリ2匹が、カエルツボカビに感染している可能性が高いことが明らかになった。環境省が6月から全国で行っているカエルツボカビ感染調査について、同省那覇自然環境事務所が27日に県庁で現状報告した。調査によるとシリケンイモリ2匹からカエルツボカビ菌が持っているDNAの断片と同じものが検出され、野外にカエルツボカビがいる可能性が非常に高いことが分かった。
 これまで県内では流通・飼育されていたシリケンイモリや外来種のカエルなどへの感染が報告されていたが、北部の山地で見つかったことについて同事務所は「なぜそこで見つかったのかはまったく分からない」と述べており、感染経路や感染のメカニズムでさらに謎が深まった。県のレッドデータブックでは、シリケンイモリは準絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。
 環境省の調査では、6月から10月までに全国の野外の両生類から皮膚の粘液や細胞を採取、4360試料を収集した。検査済みの693試料のうち沖縄本島北部の2つでカエルツボカビと同じDNA断片が確認され、さらに本島中南部で採取されたカエルの五試料について詳細な検査が続いている。
 同事務所の安田直人統括自然保護企画官は「カエルツボカビについてまだ分からないことが多い」としながらも、当面の対策として従来通り野外に新たなカエルツボカビが侵入することを防ぎ、野外にあるものは不用意に広めないようにすることが必要としている。
 飼育している両生類を野外に出さないことと、水槽の水や飼育資材を十分に消毒すること、ヤンバルの山地に入る人に靴の消毒に留意するよう呼び掛けている。

+Yahoo!ニュース-沖縄-琉球新報

Posted by jun at 2007年11月28日 12:10 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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