滋賀県内で大繁殖しているカワウの狩猟が15日から解禁される。カワウが狩猟対象となるのは1946年以来、61年ぶり。繁殖によって漁業や樹木への被害が深刻化している中、県は「生息数の減少につながるのでは」と期待している。
県によると、カワウは全国規模で増えているといい、環境省が本年度から狩猟鳥獣に指定した。県内では、竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)に国内最大規模の2大営巣地があり、今年5月の調査では約3万4000羽の生息が確認されている。
狩猟対象となったことで、来年2月15日までの期間中は禁止場所を除いて自由に狩猟することができる。ただ県内のカワウは、狩猟期間にあたる冬季は東海地方などに大半が移動しているとされ、県内での狩猟数はあまり見込まれない。
一方、移動先で狩猟されることで春先に琵琶湖へ戻ってくる数が減り、繁殖の抑制につながる可能性があるという。
また、カワウも含め本年度の狩猟からは、捕獲用器具のとらばさみの使用が禁止となり、くくりわなの規制も強化される。