国土交通省が進める霞ケ浦導水事業で、那珂川漁協(君島恭一代表理事組合長)は17日、総代会を開き、那珂川への霞ケ浦導水取水口建設と試験的な取水開始の撤回を求める決議を全会一致で可決した。
同事業は那珂川、霞ケ浦、利根川の水を地下で結んで浄化や水資源の開発に利用するもので、10年完成予定。国交省霞ケ浦導水工事事務所は9月、同漁協に導水取水口建設と試験的取水開始計画を通告していた。
組合側は付近にアユの産卵場などがあり、生態系に深刻な影響を及ぼすと主張しており、君島組合長は「那珂川は死の川になる。強制着工は許されない」と話す。一方、同事務所は「実際の施設を作り、効果確認をしながら、話し合うことが合意形成につながると考えた」とコメントした。【若井耕司】