2007年10月10日

ボタンウキクサの分布把握へ 琵琶博が初調査、在来魚減を懸念

 琵琶湖の生態系に影響を及ぼす可能性のある特定外来生物「ボタンウキクサ」の分布調査に、滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)が乗り出している。湖のほか、池や水路などを対象としており、博物館では「分布場所を把握し、在来の生物への被害を未然に防ぎたい」としている。

 ボタンウキクサはアフリカ原産の水草。園芸品種として販売されていたが、池や水路の水面を覆うなど繁殖力が強く、生態系に影響する可能性があるため、国が昨年2月に販売や栽培を禁止する特定外来生物に指定した。琵琶湖でも守山市や堅田内湖(大津市)などで確認されている。
 県内全域での分布調査は初めて。12月までに河川や水路を含む全水域を対象に、繁茂状況や面積などを調べ、来年3月に結果をまとめる。今月初めから、博物館活動に協力する市民らで構成する「フィールドレポーター」約100人が行っているほか、調査希望者を募っている。
 琵琶湖の水草に詳しい同博物館の芳賀裕樹主任学芸員(42)は「淀川ではボタンウキクサが繁茂している地点でタナゴ類などの在来魚が減少しているケースがあるという。琵琶湖でも、在来種が多い湖岸近くなどの水路で増えると影響が大きいのでは」と危機感を募らせている。
 調査希望の問い合わせは同博物館TEL077(568)4811。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2007年10月10日 12:22 in 魚&水棲生物

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