滋賀県長浜市の竹生島で先月、県の琵琶湖学習船「うみのこ」の児童の近くに銃器駆除したカワウが落下した問題で、県の事故調査検討会議は21日、カワウを駆除する際、学習船が島に接岸中は発砲しないとするルールが徹底できていなかったことが原因とする検討結果をまとめた。
会議によると、接岸中の発砲を禁じ、離岸する午後3時以降に駆除を開始するとしたルールは事故当日、銃器駆除を請け負う県猟友会の責任者が不在だったため、作業員に伝わっていなかったという。
会議は駆除が再開される来年3月に向け、関係者の連絡体制を見直すとともに、作業中に安全確認する「指導監督員」の配置や駆除実施の告知の徹底を求めている。
甲板に散弾2発が落ちていた原因については「過去に使われた散弾の可能性が高い」と結論づけた。
会議の須藤明子議長は「関係者に連絡の不徹底や甘い考えがあったことは否めない。これを教訓に安全対策を徹底するべき」と話している。