環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)?B類に分類されるアカアシカツオドリが琵琶湖の竹生島(長浜市)で見つかったのを受け、日本野鳥の会滋賀支部は20日までに、同島でのカワウ駆除を当面延期するよう県に要望書を提出した。駆除は水産被害低減を目的に県が実施しており、誤って殺してしまう可能性があるためとしている。
要望書は「アカアシカツオドリは繁殖地と同じような環境の竹生島に今後しばらく滞在することが考えられる」として、アカアシカツオドリが島を離れるまで、銃器によるカワウ駆除の延期を含む誤射防止策を求めている。要望を受けた県自然環境保全課は、23日に野鳥の会滋賀県支部と合同でアカアシカツオドリの生息確認を行う。県の銃器駆除は当面予定がないものの、長浜市が9月までにカワウの追い払い事業を予定しているため、カワウ以外の鳥を誤射しないよう、県が市に申し入れる予定。
野鳥の会滋賀支部は「繁殖しているわけではないが、貴重な絶滅危惧種なのでしっかり保護してほしい」と話している。