【滋賀県】琵琶湖の水質保全を目的に、県が2004年度から取り組む「環境こだわり農業」は、水田から湖に流出する窒素や農薬の成分が、従来農法と比べて大幅に抑制されることが、県の調査で明らかになった。
環境こだわり農業は、農薬や化学肥料の使用量を従来の5割以下に減らし、田畑からの濁り水も流さないよう環境に配慮した農法。
県は004年度から、実施する農家への助成制度を開始。10アールにつき5000円を補助している。06年度の対象は約5960ヘクタールに広がり、米を中心に茶、野菜など栽培された。
調査は05、06年度の2年間、安土町東老蘇の水田7ヘクタールで実施。環境こだわり農業と従来農法で稲を栽培し、流出成分を分析した。
その結果、環境こだわり農業では、琵琶湖の富栄養化につながる窒素をはじめ、水質汚濁の指標となる化学的酸素要求量(COD)や農薬成分の流出量が半減。リンも約3割減少する効果がみられた。
環境こだわり農業は、07年度から国の制度となり、実施農作地は県内で約1万ヘクタールに拡大すると見込まれている。
県環境こだわり農業課は「01年度に環境こだわり農産物の認証制度を始めて以来、順調に普及してきている。琵琶湖の水質保全のために、今後さらに進めていきたい」としている。 (本安幸則)
Posted by jun at 2007年06月20日 14:53 in 内水面行政関連