◇市民グループが知事に提言書
琵琶湖で水上バイクから排出されたと見られるベンゼンやトルエンなどの揮発性有機化合物の濃度上昇が確認された問題で、市民グループ「琵琶湖市民大学」(代表、讃岐田訓・京都学園大教授)の会員らが29日、県庁を訪れ、嘉田由紀子知事と面談。水道取水口付近での水上バイクの走行禁止などを求める提言書や調査報告書を手渡した。
同グループは05年から琵琶湖と水上バイクの関係に着目し、06年に5、8、10月に調査。10月の調査では環境基準(要監視項目を含む)値は上回っていないものの、ベンゼンは約7割▽トルエンは約4割▽キシレンは約1割をそれぞれ検出。トルエンは水質管理目標値を超えていた。また、取水口の水でも、ベンゼンなどを検出した。
提言書では、他に「琵琶湖ルール」の騒音規制目標値の引き下げや航行規制水域の距離の再検討、水上バイクの総量管理などを提案した。
記者会見した同グループ事務局長の中地重晴・環境監視研究所長は「嘉田知事に代わったこともあり、もう一度、琵琶湖レジャー利用適正化条例の見直しをやってもらいたい」と話した。【服部正法】 5月30日朝刊