2007年04月06日

落ちアユ漁:県内全域で禁止へ 産卵期の親魚保護、08年度から/鳥取

 減少が指摘されているアユの資源回復に向け、県は08年度から、産卵を控えた11月〜翌年1月の“落ちアユ”漁を県内全域で禁止する方針を決めた。これまでは、稚アユが遡上(そじょう)する2〜5月と秋の産卵期に当たる9月26日〜10月31日を禁漁期間としていたが、産卵が11月以降にずれ込んでいることが判明したため。今回の措置で、アユ漁は夏のシーズン(6月1日〜9月25日)に限定される。【田辺佑介】

 県栽培漁業センターによると、天神川のアユの遡上は▽00年121万匹▽01年168万匹▽02年69万匹▽03年410万匹▽04年3万匹▽05年8万匹▽06年13万匹――で推移。千代川や日野川も03年に激増した後、大幅に落ち込むという同様の傾向がみられ、漁協などからも漁獲量の減少を訴える声が続出していた。
 このため、県は05〜06年度、資源回復に向けた調査を民間業者に委託。今年2月に結果がまとまり、▽餌となる藻が泥の沈積で減少▽えん堤による遡上の阻害▽カワウによる食害――などが減少要因とした。
 さらに、秋の禁漁期間以降の産卵が多いことも判明。94〜99年はこの期間以降のふ化が8割に上ることが分かり、3月26日の県内水面漁場管理委員会で産卵期のアユ保護のため、落ちアユ漁の禁止が承認された。
 アユ釣りは夏がメーンだが、産卵場所を求めて川の上流から下流に向かう落ちアユは、身が大きくメスは卵を抱えているため、楽しむファンが少なくない。
 県は「アユを増やすためには親魚を保護する必要があるので、理解してほしい」としている。 4月5日朝刊

+Yahoo!ニュース-鳥取-毎日新聞

Posted by jun at 2007年04月06日 10:47 in 内水面行政関連

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