滋賀県草津市の琵琶湖で足に釣り糸が絡まっていたコハクチョウの幼鳥が8日、守山市の湖岸で保護された。餌が食べられない状態で、保護した愛鳥家は「2度と起こらないよう、釣りのマナーを考えて」と訴えた。
午前8時半ごろ、環境ボランティア「琵琶湖草津湖岸コハクチョウを愛する会」の会員が草津市下物町の湖岸で幼鳥を見つけた。守山市赤野井町のヨシ原まで幼鳥を追って、会員ら3人がボートで近づき、2時間後に網で捕獲した。
幼鳥は、会員が5日に見つけた時と同様に、右足とくちばしに釣り人が放置したとみられる釣り糸や針が絡まっていた。野洲市の動物病院で、釣り針を抜くなどの応急処置をした。獣医師によると、釣り糸で舌が傷ついて餌を食べられない状態で、抗生物質や栄養剤を投与している。
回復を待って放す。同会の吉岡美佐子事務局長(59)は「無事でよかった。回復して仲間のところに戻れるようになって」と話した。