2007年03月06日

野生化イノブタ:被害深刻に 淡路島北部から中部に拡大/兵庫

 淡路島で、野生化したイノブタによる農作物被害が深刻化している。被害が大きい北部の淡路市だけでも今年度、有害鳥獣として約300頭(昨年10月末現在)を捕獲したが、被害は中部の洲本市にも広がり始めている。天敵がおらず、野生のイノシシに比べて子どもを生む数が多いため、島全域に被害が拡大するのは時間の問題とみられ、関係者はイノシシの年に頭を抱えている。

 イノシシとブタを交配させたイノブタは雑食性で、自然環境への適応力も高い。淡路島では南部の柏原山から諭鶴羽山にかけて野生イノシシが生息しているが、北部には少なかった。猛威を振るっているイノブタは、飼育されていたものが逃げ出して、野生化したらしい。親子5〜6頭のグループが群れで夜間に移動しながら田畑を荒らし、捕獲された中には100キロを超す大物もいる。
 淡路市では98年ごろから、収穫前の稲穂やサツマイモなどの野菜が食い荒らされる被害が出始め、99年度から旧淡路・東浦・北淡3町が共同でオリを設置するなどして捕獲作戦を展開してきた。しかし、被害は一向に減らず、同市は今年度に対策費約1300万円を計上している。洲本市でも05年から五色地域で稲が食べられるなどの被害が出ており、今年度からオリを設置し捕獲に乗り出している。
 県立人と自然の博物館の坂田宏志主任研究員(動物生態)は「捕獲数から推定すると、かなりのイノブタが生息しており、このままでは島の南西部まで分布域が広がる可能性がある」と話している。【登口修】
〔淡路版〕

+Yahoo!ニュース-兵庫-毎日新聞

Posted by jun at 2007年03月06日 17:26 in 自然環境関連

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