2007年01月24日

田瀬湖:真冬に大雨、45年ぶり高水位 駐車場や艇庫、水かぶる−−花巻/岩手

 花巻市東和町田瀬のダム湖・田瀬湖が45年2カ月ぶりという高い水位まで水が上昇し、一時は湖岸の海洋センターの駐車場や艇庫(ていこ)が水につかった。真冬に珍しい大雪ならぬ大雨が2度にわたり降り、雨水がダム湖に流れ込んだためという。

 田瀬湖の満水水位は標高215メートル。夏は大雨に備え水位を196・5メートルまで下げるが、通常雨が降らない冬は210メートルに保っている。
 ところが昨年12月26日午後4時から28日午前3時にかけ水源部平均で72・5ミリの大雨が降った。ピーク時には毎秒241トンの水が湖に流れこんだが、これに対し発電用放水の水量は毎秒35トン。電力需要が乏しい中で水利権を持つ電源開発に協力要請しての発電用放水だったが、企業が正月休みの1月1日午前1時から4日午前7時までは電力が余り発電用放水が中止され、3日には212・23メートルまで水位が上がった。
 さらに6日正午から7日午後7時にかけては猛烈に発達した低気圧の通過で累計70・3ミリの大雨が降り、水位は再び上昇。9、10日には213・38メートルに達した。これは1961年11月の214・27メートル以来という高い水位。このため向田瀬地区の海洋センター駐車場や横峰地区つり公園駐車場が水没したほか、一部の市道や海洋センター艇庫も水をかぶった。住宅に影響はないが市道の冠水で遠回りを余儀なくされた住民もいたという。
 国土交通省の鈴木松男・田瀬ダム管理支所長は「予想外の大雨が2回にわたり降ったため。雨は暖冬の影響で例年なら凍る湖面も凍っておらず、このままならワカサギ釣りも出来そうにない」と話した。
 田瀬ダムは1954年完成の▽洪水調節▽発電▽かんがいの多目的ダム。総貯水量1億4650万トンは県内最大。田瀬湖は面積約6平方キロ。【石川宏】 1月24日朝刊

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Posted by jun at 2007年01月24日 12:27 in 自然環境関連

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