● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
9月4〜5日、曇りのち雨(時間帯により局地的に大雨)。ニゴリ、水位上昇
● Catching Rates for This Week (1〜5):5
● Fishing Patterns & Reasons
水のいいエリアとバスのポジション、レンジを把握する
● Pro’s Tips
9月4〜5日にかけてW.B.S.今季最終戦が開催された。私もいろいろと忙しく、この大会に向けて本格的なプラができたのは大会直前の公式プラを除いて1回のみ。それで実際にプラに行く前に多くのシチュエーションを想定した。第4戦でいい成績を残せたのもあって、シャローを切り捨てて展開を組むことは精神的に難しく、第5戦のメインパターンもシャローが中心になると考えた。
プラではシャローとミドルレンジ、3mラインのボトムなどをチェックしたが、活性の高いバス、バスの密度は30cm〜1mのシャローだった。プラでは7尾で8kgパターンを発見し、あとは直前プラで最終確認をするだけだった。直前プラでも2kgフィッシュを釣り上げ、シャローが生きていることを確認。あとは、本戦でどれだけウエイインできるかだけだった。
目標としたのは、2日間で最低15kg。つまり1尾平均1000g以上を想定していた。
このパターンを絞り込むにあたって、まずシーズナル・パターンを考えてみた。大会本戦では台風が近づいていたが、秋というよりサマーパターンであると予測した。理由はいくつかある。バスがサスペンドしていたこと、回遊しているというよりスポットに依存するバスが多かったこと、流れのある張り出しで密度が濃かったこと、そしてワカサギというより甲殻類のベイトフィッシュを捕食していたことだ。あとは絶対条件として水質のいいエリアがベストだ。特に大会当日は降水予報が出ていたので、ニゴリの影響を受けにくいエリアを先回りしてチェックしておいた。
結果やウエイトを見直してみると、目標ウエイトにはやや届かなかったものの、今回のパターンは正解だったといえる。他の選手がウエイインした尾数も考慮して、霞ヶ浦は近年稀に見る絶好調ぶりを発揮している。私がこのFIELD REPORTを担当するようになって、初の「5点満点」をつけたい。
Navi:蛯原英夫
Posted by DODGE at 2004年09月07日 10:34 in 霞ヶ浦情報