特定外来生物の水草「ナガエツルノゲイトウ」が千葉県内の河川や水路で繁殖しているのを受け、県はスマホアプリを活用した分布調査に乗り出した。県民参加型の取り組みで多くの分布情報を集め、計画的な防除に活用する。
県生物多様性センターによると、動植物約10万種類をAIで判別できる生き物コレクションアプリ「Biome」(バイオーム)を利用。ミッションをクリアする形式で、ゲーム感覚で楽しめる。ユーザーが投稿した動植物の画像データは学術的にも活用されている。
調査対象はナガエツルノゲイトウなど7種類の外来水生植物。ユーザーはうち3種類の撮影や分布未確認エリアでの撮影に取り組み、写真を投稿する。新たな繁殖が確認された場合、同センターは駆除に取り組む予定。期間は11月14日まで。
南米原産のナガエツルノゲイトウは、県内では1990年に印旛沼で初めて発見された。軽いストロー状の茎は水に流され、ポンプ場で目詰まりし、排水機能に支障をきたす可能性がある。水田に繁殖し、稲の生育への影響も懸念される。県は2023~24年度に全県調査を行い、分布図を公開している。
