新校舎に池はない、外来種だから放せない…たぶん25年前から飼っているアカミミガメ4匹、行き場なくて児童困った 里親緊急募集中

 鹿児島市桜島地区に義務教育学校「桜島学校」が来春開校するのに伴い、本年度末で閉校する桜洲小学校(桜島小池町)は、校内で長年飼育されてきたアカミミガメ4匹の扱いに頭を悩ませている。外来種のため自然に放すことはできず、新たな学校には適当な施設を確保できない。ホームページで窮状を訴え、引き取り手を探している。

 校舎裏の飼育池は、コンクリート壁の上にフェンスを巡らせた頑丈な造り。晴れた日は岸辺のブロックの上で甲羅干しする姿が見られる。頭の側面に特徴的な赤い線があり、甲羅の長さ20~25センチ、体重2~3キロで、いずれもメスとみられる。警戒心は強く、人が近づくと水に入り、水面から顔を出して周囲をうかがう。

 同校によると、いつから飼育されているのか不明だが、卒業生の話や大きさから25年以上前からと推測される。池は1966年の校舎全面改築の際に造られたとみられ、初めは金魚やメダカを育てていたらしい。

 現在は、総務委員会の児童7人が毎朝交代で餌を与え、大切に世話している。5年の丸野彩人さんは「餌をやると水しぶきを上げて寄ってきて、すぐ全部食べてしまうのがかわいい。大切にしてくださる人にもらってほしい」と話す。

 カメは同じく本年度末で閉校する桜峰小学校(桜島松浦町)でも3匹飼育している。2匹は固有種のイシガメだが、1匹は外来種のクサガメとみられる。両校とも愛好者らに相談し一部は引き取りに好感触を得ているというが、引き続き落ち着き先を募っている。

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