2006年12月23日

三方五湖:水田魚道、なぎさ復元を 検討委、基本方針や取り組みまとめ報告書/福井

 昨年11月にラムサール条約の重要湿地に登録された三方五湖(福井県若狭町、美浜町)の保全と活用を検討する委員会(委員長=安田喜憲・国際日本文化研究センター教授)が22日、若狭町役場三方庁舎であり、来年度から5年間の基本方針や取り組みを報告書としてまとめた。

 有識者や地元の環境保全団体などからなる委員会が昨年11月から検討。昭和30〜40年代の自然環境の再生▽自然環境のブランド化▽湖と持続的にかかわる人材育成――といった方針や具体策を盛り込んだ。
 環境再生で、水田と川を魚が行き来できる水田魚道の整備やなぎさの復元などを提示。ブランド化では地元住民や文化と触れあうエコツーリズムの推進や、魚類の特産品化を示した。人材育成では湖の自然や歴史、文化に詳しい人を学習サポートボランティアとして登録する。今後、県や両町、関係団体、地元住民が報告書に基づいて諸施策に取り組む。【川口裕之】 12月23日朝刊

+Yahoo!ニュース-福井-毎日新聞

Posted by jun at 2006年12月23日 18:54 in 内水面行政関連

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