2006年12月07日

伊豆沼・内沼:生態系に改善 バス駆除効果、モツゴやフナ増える/宮城

 伊豆沼・内沼のブラックバス駆除作戦は3年目の今年、バス稚魚の捕獲数が減少する一方、在来魚のモツゴやフナ類が着実に増え、希少魚のタナゴやゼニタナゴが出現するなど生態系に改善が見られた。駆除に携わる県伊豆沼・内沼環境保全財団の進東健太郎研究員が大崎市で開かれた「バス駆除と水田魚道シンポ」で発表した。

 駆除初年の04年は人工産卵床への産みつけ122カ所▽親魚捕獲13尾▽稚魚すくい107万尾。05年は産みつけ252▽親魚56▽稚魚503万尾。今年は産みつけ228▽親魚32▽稚魚121万尾。
 3年目の実績が2年目より低いのは捕獲不振ではなく、バスの生息数の減少が原因と説明。00年以来確認できなかったゼニタナゴやタナゴの出現は生息環境の好転の兆しという。モツゴやフナ類は漁が復活するまでになった。両沼では市民ボランティアのバス・バスターズ(退治人)と専門家が協働し、今後も駆除を続ける。【小原博人】 12月7日朝刊 (毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年12月07日 15:41 in ブラックバス問題

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