2006年12月06日

渡良瀬遊水地:「ラムサール登録を」4県の6市町に要望書/栃木

 「渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会」(浅野正富事務局長)は4日、「条約登録湿地に指定するための要望書」を、藤岡町、小山市など渡良瀬遊水地を抱く6市町に提出した。藤岡町には7884人分の署名、小山市と茨城県古河市に署名コピーを提出。野木町と群馬県板倉町、埼玉県北川辺町には要望書を郵送した。

 要望書は「渡良瀬遊水池は本州最大の湿地で、鳥類、植物、昆虫が2500種以上記録され、絶滅危惧(きぐ)種も多い世界的にも貴重な湿地」としたうえで、「生態系の積極的保存のため条約指定が必要」と指摘。08年の同条約登録湿地指定に向け、「環境省への要請と積極的取り組み」を求めている。
 同会は、旧谷中村の遺跡を守る会、日本野鳥の会県支部や市民グループなど6団体で構成。3月から署名運動を続けてきた。署名は6市町分の2175人に対し、6市町以外から計5709人分も集まった。同会は「登録湿地への期待が全国的に高い。地元での認識をもっと広げたい」と話している。
 今後、街頭署名を含め地元での署名活動を推進する方針。署名協力など問い合わせは同会事務局の浅野正富法律事務所(電話0285・25・6577)へ。【佐野信夫】 12月5日朝刊 (毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年12月06日 13:19 in 内水面行政関連

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