2006年11月12日

養殖ホンモロコ味わって 守山 住民団体が試食会

 生息数の減少が懸念される琵琶湖の固有魚ホンモロコの養殖に取り組んでいる住民グループが11日、守山市の市民交流センターで育てた魚の試食会を開いた。天ぷらや素焼きで味わったが、参加者は「香りがよくておいしい」と養殖の手応えと湖国の味覚を楽しんだ。

 「県モロコ・フナ養殖研究会(田中健雄会長)」の会員約40人が、今年育てた体長10センチ近いホンモロコを調理した。天ぷらや煮物も、骨ごと食べられる軟らかい食感で、訪れた市民約50人も「あっさりしている」などと、次々はしを伸ばしていた。
 またイタリア料理研究家で、滋賀県立大の岡崎章子助手(29)の「地産地消」をテーマにした講演や、ホンモロコなど琵琶湖の在来種を食い荒らすブラックバスのなれずしの販売もあり、琵琶湖の環境保全の重要性を多様な形で呼び掛けていた。(京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2006年11月12日 09:03 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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