体の色を変えることができない白いマコガレイが、下関市あるかぽーとの市立しものせき水族館・海響館で公開されている。体長は25センチで、推定年齢は「3歳」の“大物”だ。
カレイは通常、周囲の環境に合わせて色を変え、敵から隠れたり、餌を捕まえたりする。このため、変色の能力がない個体は長生きするのが困難だと考えられており、このマコガレイのようなサイズまで無事に成長するのは極めて珍しいという。
今年1月に同市内で釣り上げられたもので、釣り人が「珍しいので」と海響館に寄贈。水槽内で育てていたが、食欲旺盛で元気いっぱいなことから、10月中旬から一般公開を始めた。
水槽の底で、砂の中にじっと隠れているが、少しでも砂がはがれると、白い姿がくっきり。海響館の関係者は「このカレイは本当に『幸運』の持ち主。ぜひ見に来て」と話している。=2006/11/08付 西日本新聞朝刊=(西日本新聞)
Posted by jun at 2006年11月08日 12:11 in 魚&水棲生物