2006年11月01日

中学生が清掃、園児は放流 長浜の琵琶湖岸で環境保全

 滋賀県長浜市の琵琶湖岸一帯で31日、中学生がボランティアで清掃活動を展開し、幼稚園児がヘラブナを放流するなど、環境保全に一役買った。

 ■北中3年がボランティア
 長浜市の北中3年生229人は、総合学習の一環として「琵琶湖岸周辺でのボランティア活動」を実施した。昨年は社会福祉施設などでボランティアを活動したが、今年は身近な琵琶湖を対象にした。
 生徒たちは、この日の現地活動までに、何ができるかを自分たちで話し合った。外来魚の駆除▽ごみ拾い▽草刈り−など、それぞれの目的を定めた生徒たちは6、7人ずつ約40グループに分かれ、港町から祇園町にかけての長浜港や岸辺に出向いて活動した。
 豊公園の湖岸を訪れたグループは、湖面いっぱいに広がる藻に驚いた様子だった。堀遥那さん(15)は「おばあちゃんが昔の琵琶湖はもっときれいだったと言っていた。少しでもきれいにしたい」と作業を続けていた。
 ■長浜北幼稚園ではヘラブナ放流
 長浜北幼稚園の年長組の46人は港町の長浜港を訪れ、20−30センチに成長したヘラブナの成魚200キロ、約700匹を琵琶湖に放流した。
 日本釣振興会滋賀県支部が、魚資源の保護・増殖を目的に、隔年で県内各地を回り、地元の園児らを招いて20年以上続けている。
 バケツにヘラブナを5、6匹ずつ入れてもらった園児は、岸壁から次々と放流した。中には、ヘラブナを手でつかんで「ぬるぬるしてるけど、かわいい」と話して、琵琶湖に放す園児もいた。水中に放たれたヘラブナは元気に泳ぎ回り、子どもたちは「もっと大きくなってね」と見送っていた。 (京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2006年11月01日 13:03 in 各種イベント

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