2006年10月31日

淀川水系流域委の継続求め検討会 近畿地方整備局が一時休止意向で

 琵琶湖・淀川水系の河川整備の在り方を検討する専門家会議「淀川水系流域委員会」(委員長・今本博健京都大名誉教授)は30日、国土交通省近畿地方整備局が同委員会の一時休止の意向を示したことを受け、京都市下京区内で緊急の検討会を開いた。各委員は「5年9カ月の活動を無視した侮辱だ」などと相次いで反発し、委員会の継続を求めた。

 部会には、休止する方針を表明した同整備局の布村明彦局長は出席しなかった。神矢弘河川調査官が休止の理由について、委員会が検討の対象とする河川整備基本計画の原案ができるめどが立っていないなどと従来通りの説明を繰り返した。
 次期委員の選考の見通しについては「委員会に対する批判もある。さらなる意見聴取の仕方を内部的に検討している」とするにとどまった。
 委員からは「局長の発言には認識不足がある」「計画原案をつくるためにこれまで議論を重ねてきた」などの批判が相次ぎ、局長自らが委員会に出席して説明するよう求めた。 (京都新聞)

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Posted by jun at 2006年10月31日 16:30 in 内水面行政関連

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