2006年10月28日

ビワマスの遡上、ピークに 高島の安曇川で採卵用に捕獲

 滋賀県内の河川で、琵琶湖の固有種ビワマスの遡上(そじょう)がピークを迎えている。高島市の安曇川では、体の一部がこの時期特有のピンク色に染まった魚が銀鱗(ぎんりん)をきらめかせて、次々と網にかかっている。

 ビワマスは冷たい水を好むため琵琶湖の中層から深層で暮らすが、産卵期になると川に上る。増殖のための採卵用の捕獲は15日から始まり、安曇川のほか知内川(高島市)、姉川(長浜市など)などで許可を受けた漁協組合員が150万粒の卵を集める予定だ。
 安曇川では、地元の北船木漁協が川幅いっぱいに仕掛けた網に、多い時で1日50匹以上が入る。中には60センチを超える大物もおり、「アメノウオ」の別名もあるように、雨で川の水かさが増すと遡上が活発になる。炊き込みご飯や煮付けで食する秋の味を求め、地元の人たちが漁場に次々と訪れていた。 (京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2006年10月28日 16:09 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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