2006年10月16日

モノベエンジニアリング、大型船舶バラストの水浄化装置を開発へ

 【千葉】モノベエンジニアリング(千葉市花見川区、物部長順社長、043・257・2789)は、大型船舶のバランスをとる水(バラスト水)の浄化規制が施行されるのをにらみ、産学官の連携で海水浄化装置の開発に乗り出した。バラスト水は出港地でくみ上げ寄港地で排水するため、ヒトデなど海水生物の混合を招き、生態系破壊の一因とされる。同社保有の汚水濾過技術を活用して08年の製品化を目指し、市場を開拓する。

 モノベエンジニアリングの汚水濾過技術は、バネのすき間をフィルターとして利用し、外側から水を流すと汚れがバネにつまり、水が押し出される仕組み。0・1マイクロメートルの精度で濾過できる。水を逆流させれば、バネにつまった汚れを取り除け、何度でも使えるため維持費用を低減できる。(日刊工業新聞)

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Posted by jun at 2006年10月16日 21:26 in 自然環境関連

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