2006年10月13日

嘉田知事、1年後にダム政策判断 滋賀県会特別委

 滋賀県議会の琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会が12日あり、できるだけダムに頼らない治水対策を目指している嘉田由紀子知事は「ここ半年、1年をいただき、流域の人々の関心を集めて生命を失わない治水対策を考えたい」と述べ、1年後をめどに治水ダムの在り方について判断を示す考えを明らかにした。

 佐野高典県議(自民党・湖翔クラブ)が「ダムの有無など基本方針を早く決めなければ、整備に時間がかかる」と指摘したのに対して答えた。
 嘉田知事は「ダムのある、なしは並行して検討しているが、特別に時間を費やすとは考えていない。地域防災力を加えた形で総合的な対策を考える」と強調した。
 県流域治水政策室では、治水ダムが計画されている4河川を中心に、遊水池や輪中堤など流域で雨水を受け止める対策を探る方針で、嘉田知事は「50年、100年後の子孫のために悔いを残さない河川政策の意志決定を決意している」と述べた。
 また、淀川水系の河川整備基本方針について検討している国土交通省の社会資本整備審議会小委員会の臨時委員に就任したことも明らかにした。(京都新聞)

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Posted by jun at 2006年10月13日 13:53 in 内水面行政関連

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