2006年09月24日

翼に託す夢:コウノトリ放鳥 放鳥控え、円山川で外来魚駆除−−漁協と豊岡市/兵庫

 ◇餌になる在来種増へ
 円山川漁協と豊岡市は22日、同市赤石の玄武洞公園前で、円山川に生息する外来魚を駆除するとともに、捕獲した在来種の一部を市内のビオトープに放した。2度目のコウノトリ自然放鳥を翌日に控え、餌となる在来種を少しでも増やして、野生復帰への一助にしようというもの。【長谷川哲雄】

 同漁協の松本喜代一組合長によると、円山川には5年ほど前から外来魚が目立ち始めた、という。今では河口から、養父市八鹿町の八木川との合流点の水域で確認されている。同漁協は昨年度から本格的に駆除を始め、昨年8月から今年3月までに数回実施した。
 今年度の初回となる駆除作業には、関係者約25人が参加。同公園前の円山川入江で、7カ所計27枚の網を張り、竹の棒で水面をたたいて驚いた魚が網にかかるようにする「刺し網漁法」を実施した。引き揚げた網には、フナやボラなどの在来種に交じって外来種が掛かっており、中には全長46センチ体重1・6キロのブラックバスも。最終的な“釣果”は、ブラックバス39匹、ブルーギル4匹に加え、アメリカ産のミシシッピアカミミガメ1匹だった。
 駆除は今年度も数回予定しており、松本組合長は「コウノトリの餌場確保につながれば」と話していた。〔但馬版〕 9月23日朝刊 (毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年09月24日 10:56 in 自然環境関連

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