2006年08月29日

琵琶湖の外来魚駆除 過去最高に 滋賀県水産課、4−8月まとめ

 琵琶湖に生息する外来魚のオオクチバスとブルーギルの駆除量が本年度、過去最高のペースで伸びている。4月から8月にかけて、漁業者による駆除量は約360トンで、前年度同期の約1・3倍だった。滋賀県は「夏の水温が例年より低く、外来魚が湖岸近くに長くいたために捕りやすかった」とみている。

 県水産課によると、定置網「えり」や刺し網を使った漁業者の外来魚の駆除量は、5月から4カ月連続で前年度を上回った。8月25日現在の駆除量は約360トンに上り、同時期としては、本格的に駆除を始めた2002年度以降で最高だった。
 特に南湖での駆除量が約300トンと多く、大半はブルーギルだった。
 また、釣り人による駆除も好調だった。県が7月1日から8月23日までの間に、駆除量に応じて配った金券「琵琶湖ルールひろめよう券」は約4万枚を数えた。1日当たりは約740枚となり、過去最高だった。外来魚約20トンの駆除が見込まれている。
 県立琵琶湖博物館(草津市)の中井克樹主任学芸員は「7月下旬の大雨に伴う瀬田川洗堰の全開放流で、南湖の水温上昇が一時的に抑えられた。このため、例年なら沖に出る外来魚が岸辺の漁場付近に長くいたことが要因ではないか」と話している。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2006年08月29日 11:55 in ブラックバス問題

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