2006年08月29日

薬品使い木津川などの水質調査 親子連れら生き物観察も

 京都府京田辺市では、同市民らでつくるNPO法人(特定非営利活動法人)「やましろ里山の会」が木津川右岸で、川の水質を調べたり、生き物を観察する教室を開き、親子連れらが水辺環境について学んだ。

 地域の自然に親しみ、木津川について子どもたちに知ってもらおうと、昨年に続いて開いた。地元や近隣市町村のほか大津市や大阪府門真市などから親子約100人が参加した。
 水質検査では、木津高(木津町)の化学クラブ生徒らの協力で、木津川と、支流の1つの青谷川の水質を薬品を使って調べた。紙コップ一杯の水にジュース数滴をたらすと、水全体の汚れ度を表す数値が数倍にも跳ね上がり、5歳の息子と山城町から参加した植木業、熊谷直樹さん(40)は「生活排水による汚れが分かりますね」と驚いていた。
 魚とりでは、なじみのザリガニやオタマジャクシ、ブラックバスなどの外来魚、府のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)惧種に指定されているカネヒラなども見つけ、木津川の豊かな生態系の一端に触れていた。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2006年08月29日 11:24 in 魚&水棲生物

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