2006年08月24日

9ヶ月間海上を漂流、しかし実際には3ヶ月だった!?

3anglersmissing.jpg とんでもないニュースを発見した。台湾の漁師がハワイとオーストラリアの真ん中に位置するマーシャル諸島付近で漁業をしていると、海上にポカンと浮かんだ1隻の船を発見。近づいて確認すると、3名のメキシコ人が乗船していた。彼らはすぐさま救助されてマーシャル諸島にあるひとつの島で保護された。彼らによると、なんと9ヶ月間、太平洋を漂流していたらしいのだ!?

 メキシコ西海岸で漁をしていて漂流した彼らは、潮流に乗って9ヶ月で5500マイルも沖に流され、マーシャル諸島付近に漂着。ちょうどその近辺で漁をしていた漁船に助けられたのだった。
 なんでも彼らは、飲料水には雨水、食料は自分たちで釣りあげた魚を食べて持ちこたえたとか。「火がなかったので料理できず、生で食べた」と船上事情を語ったが、途中で15日間まったく食わずの日も続いた。「それでも飲み水だけはあったから助かった」らしいのだが、その理由も凄まじく、「毎日雨が降ったから」だそうだ。魚の他にはカモメなども口にした。

 彼らは昨年10月28日にメキシコ西海岸からサメ漁に出かけたが、その後メカニカルトラブルでエンジンが動かず船が漂流。船には無線や携帯電話を積んでいなかったため、トラブル後、誰にも連絡が取れず、そのまま漂流した。
 元々船員は5人だったが、仲間のひとりは生魚が苦手で、食べると嘔吐した。その後、彼は血も吐くようになり死亡。そしてもうひとりの船員も船上でなくなり、残った船員が彼らの死体を海に還したのだった。

 「私たちのひとりが日にちを示す時計を持っていて、9ヶ月と9日間、漂流していた」と述べたらしいのだが、テレビ局が独自に調査し、彼らの親戚に聞き込みをしたところ、「いなくなったのは、3ヶ月前だ」と語った……。
 これを聞いて思い出すのは、UFO(未確認飛行物体)によってアブダクション(誘拐)されたり、なんからの理由から記憶を抹消される「ミッシング・タイム(空白の時間)」である。また、太平洋上にもバミューダトライアングルのような時空の捻れが発生するスポットがあるのかもしれない!? 海上に出る場合には気をつけたい。


+ABC NEWS

Posted by DODGE at 2006年08月24日 16:52 in 海外フィッシング事情

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