和歌山県立自然博物館は18日、同県串本町潮岬の海岸から、論文や図鑑などに未記載のハゼが見つかったと発表した。発見したのは同県紀の川市立貴志川中3年の中澪君(14)。同館は今後採集個体数を増やして調査研究を進め、確認されれば新種と発表する見通し。
発見されたハゼは体長約4.6センチで、ミミズハゼ属の一種。昨年8月5日、同館主催の野外観察会に参加していた当時中学2年の中君が発見した。
同9月に同じ場所から同種とみられる個体がもう1つ採取され、今年5月、詳しい研究者に標本を見せたところ、ほぼ確実に未記載種と確認されたという。
(時事通信)