2006年08月17日

清掃活動:湖沼清掃の明祥中生徒ら、国交大臣表彰を安城市長に報告 /愛知

 18年間にわたって天然湖沼・油ケ淵の清掃活動に取り組んでいる安城市立明祥中学校(太田一男校長)が、今年度の水資源功績者として国土交通大臣表彰に輝き、このほど生徒代表らが神谷学市長に受賞報告をした。

 油ケ淵は安城、碧南両市にまたがる県内唯一の天然湖沼。昭和20年代まではワカサギやシラウオがすむ湖だったが、30年代から農薬や生活排水などで汚染が進み、環境省が毎年発表する水質調査で常にワースト上位にランクされている。
 油ケ淵の北岸にある明祥中では、88年から生徒会が自主的に地区の湖岸で清掃活動を開始。年に1〜2回、全校生徒でごみ拾いをするほか、水質調査などのボランティア活動にも積極的に協力してきた。その後、PTAや地域住民も参加、地域ぐるみの環境浄化活動へと広がりを見せている。
 受賞を報告したのは、生徒会長の杉浦はるかさん(3年)と同書記の榊原涼太君(同)。「あなたたちがやってくれるから大人も頑張れる」との神谷市長のねぎらいの言葉に、杉浦さんは「先輩たちがやってきたことが認められてうれしい。後輩たちに続けてほしいので、私たちも懸命にやります」と話していた。【坂東伸二】

(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2006年08月17日 09:32 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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