◇東京・上野公園の不忍池で、体長35センチのカミツキガメと直径3センチの卵9個が見つかった。自然繁殖している千葉県の印旛沼周辺以外でこのカメの卵が発見されたのは初めてという。
◇北中米原産で、特定外来生物に指定されている。体長50センチまで成長し、かめば人間の指を骨折させるほどあごの力が強い。1回に数十〜100個の卵を産む。
◇見つかったカメと卵は上野動物園が処分。同池では先月11日にも同じく危険なワニガメと卵15個が見つかっている。管理する都も「首をすくめているわけには……」。【北村和巳】
(毎日新聞)